第1055号 花壇の土のリフレッシュ

2024年

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第1055号 2024年9月19日



グラス メリニス ‘サバンナ’

ファンの間では有名なグラスで、その赤い穂が最も魅力です。
切り花では古くから流通があり「ルビーグラス」の名前で生花店で見かけることもありますが、意外に苗の流通は少ないです
春からブルーがかった明るい緑色の葉が芽吹き始め、爽やかで、6月中下旬になると赤みの強い穂が上がり始めます。
穂は満開を過ぎると弾けて、ワタ状の種に変わります。ピンク色のふわっとした感じがとても美しいです。
暑さに強く、真夏、秋と長期間、穂を上げ、気温が下がる晩秋頃には、葉がピンク色を帯びて紅葉します。
暖地ではそのまま葉が枯れて越冬します。


花壇の土のリフレッシュ

鉢植えでも少し土を落として植え替えるように、花壇の土も長期間にわたって草花を植えていると、土が弱ってきます。

そこで花壇の土をリフレッシュする必要があります。

夏に弱った草花を取り除いて秋花壇に衣替えする時期が、花壇の土をリフレッシュするのに最適です。

ここでは9月中旬から10月上旬に行う花壇の土のリフレッシュ法を解説いたします。

花木や宿根草はそのままに

最近はミニバラや宿根草などが入ったナチュラルなイングリッシュガーデンが人気ですよね。

ただし、これらの花木や宿根草は植え替え時期が異なります。

また、花木や宿根草はその場所ですぐに植え替えるのが一般的です。

ですから、これらの植物は今回はそのままにしておきます。

天地返し

花壇の土のリフレッシュの基本は天地返しです。

大き目のスコップなどを利用して、40cmくらいの深さまで掘って、底の土が表面に、表面の土が底になるように、裏返します。

これで底の方の土を乾燥させ、日光消毒にもなります。

雨が降りそうな時はビニールシートで覆って水に濡れないようにしましょう。

土壌改良

天地返しだけでも効果がありますが、腐葉土やたい肥、石灰などを足して土壌改良するのもいいでしょう。

またマグアンプなどの緩効性の化成肥料もまぜこんでおきます。

秋から栽培する植物の性質に合わせて、土壌改良剤や肥料の量を調整してくださいね。


草花の苗/花オレガノ:ケントビューティー3号ポット2株セット

欧米の庭に植栽される、美しい花オレガノです。
ホップの雌花に似た、赤みの差した苞葉が重なって房になり、花のようになります。
初夏から秋にかけてよく開花し、花房が枝垂れますので、鉢植えや吊り鉢に最適です。
ドライフラワーや押し花にしても楽しめます。
乾燥した日当たりのよい場所を好むので、ロックガーデンにも適しています。
 


開花情報、イベント情報

ヒガンバナ開花遅れ

猛烈な残暑のため九州を中心にヒガンバナの開花が大幅に遅れています。
福岡県宮若市の犬鳴川河川公園では今週の日曜にヒガンバナまつりが開催される予定ですが、開花しているヒガンバナはほとんどないようです。
来週には猛暑も収まり10月上旬にはヒガンバナも開花する見込みです。

松山御本丸公園で18万本のコスモス満開

宮城県大崎市の松山御本丸公園で18万本のコスモスが満開になりました。
猛暑の影響が心配されましたが、平年よりも3日程度の開花遅れがありましたが無事開花しました。
コスモスの見ごろは9月下旬まで。

伊豆シャボテン動物公園でパンパスグラス見ごろ

静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園で秋の訪れを告げるパンパスグラスが見ごろになりました。
猛暑の影響で開花は1週間遅れたようです。
パンパスグラスの見ごろは10月いっぱい。

東和サルスベリ園 満開

福島県二本松市の東和サルスベリ園で4ヘクタールの敷地のサルスベリが満開になっています。
山の斜面に赤、白、ピンクの10種類以上のサルスベリが植えられています。
見ごろは来月中旬ごろまで。



ブルーキャットミント ‘ウォーカーズ ロウ’

キャットミントの優秀な改良種として賞も獲得している品種です。
シルバーリーフに、ブルーの花が美しい色合いですね
シナモンの香りがし、丈夫で暑さ寒さに強く良く育ちます
花後短く切り戻すと姿良く繰り返し咲いてくれます


あとがき

東北ではそれほどではないですが、九州では秋の花の開花が遅れているようです。

だって9月に入っても猛暑日が続いていますものね。

それでも東北は少しずつ秋めいてきているようです。

東京近辺では来週には秋の園芸作業ができるようになるかも。


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発行日2024年(令和6年) 9月19日
発行者インターネット園芸大事典
発行人並木順子
  
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