第1074号 クリスマスローズを庭で大株に育てる

2025年

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第1074号 2025年1月30日



クリスマスローズ ホワイト ピコティ ダブル 大苗

白地にピンクのふち取りが入るピコティの八重咲きタイプ
クリスマスローズファン憧れの有名な花色ですね
ピコティの八重は実生で作りにくく、一重やピコティにならない個体も多く出てしまいますので開花を待って花確認後の販売とさせて頂きました
実生ですからピコティの入り方や花型は様々ですがきちんとフチ取りの入った美しい固体をお届けします


クリスマスローズを庭で大株に育てる

クリスマスローズの庭植えは難しいと思っていませんか?

たしかにニゲルなどの高温多湿に弱い品種もありますが、最近のガーデンハイブリッドなどは高温多湿に強くなりました。

庭植えすると鉢植えよりも水やりの手間が省けますし、条件が良ければ植え替えなしで大株に育ってくれます。

ここではクリスマスローズの庭植えのコツを解説いたします。

植え付け場所の土壌改良

クリスマスローズの植え付け適期は10月と3月です。

厳寒期は避けた方が無難です。

クリスマスローズは粘土質や砂質の土壌はどちらも嫌いです。

落葉樹の下の落ち葉が降り積もったような場所が好きな植物ですね。

できれば腐葉土を多めにすきこんで土壌改良してから植え付けてあげましょう。

40cmくらいの深さまで耕してください。

鹿沼土なども追加するといいでしょう。

なお、晩秋から春にかけて日当たりの良い場所の方が花付きが良いですが、真夏に半日陰にならない場所では遮光ネットなどで遮光する必要があります。

植え付け時の注意事項

根が回っているポット苗なら、根をほぐしながらまわりの土を少し取り除いてください。

株元にある根が土中に埋まると良くないので、芽が上に出るように浅植えにしてください。

クリスマスローズは土壌が硬いのを嫌うので、植え付け時に苗を押さえつけないように。

株間は20cm以上あけてください。

植え付け後の管理

植え付け直後にしっかり水やりします。

株元から20cmくらい離れた場所に固形の有機質肥料か緩効性の化成肥料を置肥してください。

梅雨入り前には置肥を取り除いて、秋になってから置きなおします。

真夏の直射日光に当てないように。必要なら70%の遮光ネットを使用してください。

風通しが悪いようなら、まわりの木の下枝を切ったり、草花を切り戻して風通しを良くしてください。

庭植えの場合は基本的に水やりは不要です。

花がらは順次摘み取り、花が終わったら花茎を根元から切り取ります。

冬になったら古い葉は根元から切り取ります。


クリスマスローズ ‘ピンク フロスト’ 大苗(5号)

クリーム色にピンクを帯びる、整った丸弁花が美しいエリックスミシーの原種間交配種(ニゲル × リビダス × アーグチフォリウス)です
 
花型の美しさ、花つきの良さはニゲルを引き継ぎ、ピンクがかった花色、横向きに咲く姿の美しさはリビタスを引き継いでいます
花つきが良いうえ花も大きいので、大株になればとても見事になります
上から横向きに花がたくさん咲きますので大株はドーム状に咲き揃い、花弁が厚く、花もちがとても良いので長期間楽しめ、切花にもおすすめです
花だけでなく、葉も美しく、ニゲルの葉がシルバーグレーになったような印象で、厚みのある葉がしっかりと茂ります


開花情報、イベント情報

ウェザーニューズ 第2回桜開花予想

ウェザーニューズが第2回桜開花予想を発表しました。
例年よりも、やや早い開花との予想です。

3月
21日 東京
22日 福岡、広島、高知
24日 名古屋
26日 大阪
27日 鹿児島
4月
1日  金沢
4日  仙台
6日  新潟
7日  長野
13日 秋田
18日 青森
24日 札幌
5月
7日  釧路

チューリップ四季彩館 春を呼ぶチューリップ展

富山県砺波市のチューリップ四季彩館で春を呼ぶチューリップ展が始まりました。
45品種1万本のチューリップの展示は3月16日まで。

富山県砺波市中村100-1 チューリップ四季彩館

般若寺でようやく水仙開花

奈良の般若寺でようやくスイセンが開花しました。
昨年の猛暑などの影響で例年よりも3週間以上遅い開花。
3万本のスイセンは今月末には満開になりそう。

奈良県奈良市般若寺町221 般若寺

笠山椿群生林のヤブツバキ開花

山口県萩市の笠山椿群生林でヤブツバキの開花が始まりました。
開花が1か月近く遅れましたが、2月15日から1か月間、恒例の萩・椿まつりが開催できるようで、良かったですね。

山口県萩市大字椿東上野 笠山椿群生林

気象庁 うめの開花日

1月
7日  那覇
12日 鹿児島
17日 石垣島
20日 松山
22日 宮崎
27日 静岡
29日 東京、銚子



クリスマスローズ 雪の妖精 ‘ルル’ 大苗(5号)

2024年より販売する新しい品種です
ピンクのニゲルと呼ばれる‘マダムラモニエ’(ピンク系ハイブリッド品種とニゲルの交配種)からの品種で、本種はシリーズ中でも特に鮮やかなピンクが特徴で、早春の庭をパッと明るくします
ニゲルは冬から春の早い頃に庭で一斉に花茎を上げて美しいものですが、そのニゲルにピンクがあり、しかもニゲルよりも暑さに強く丈夫、というのは数年前までは考えられないことでした
まだ寒さの残る冬から早春に小球根などと可憐に咲き、庭を彩ってくれます
コンパクトで場所をとりませんので狭いスペースでも植栽ができて、鉢植えで栽培する際も小型なので扱いやすいです


あとがき

昨年からの猛暑などの影響で開花が遅れていたスイセンやツバキもようやく各地で開花が始まったようです。

昨日は東京で梅の開花の発表がありましたね。

季節は確実に進んでいますが、来週は今冬最強の寒波が到来するとか。

くれぐれも無理をなさらず、ご自愛ください。


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発行日2025年(令和7年) 1月30日
発行者インターネット園芸大事典
発行人並木順子
  
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